能動的学習(2)

昨日は受動的学習・能動的学習について語った。この概念は、たいへん複雑だと思う。自分の頭の中で構成されている概念でとらえると、少なくとも以下の三つの要素を含んでいる。

  • 学習対象に対し興味関心はあるか?
  • 知識の出力を行っているか?
  • 実践性的学習であるか?

上記はあくまで、私個人の判断だ。上のから順に重要度が高いように構成している。自分の中では、これらの要素を多く含んでいる学習ほど、能動的学習であると考えている。

一番上の興味関心が重要なのはあたりまえとして、下の項目も決して軽視してはならない。知識の出力なしに、自己の知識的欠点を発見することはできない。また、実践的学習を経ることなしに、本物の知識になりうることはない。

私は、三つの項目がすべてそろったとき、初めて“体得”という学習領域となるのではと考えている。昨日の Scheme による実装は、Scheme を“体得”している段階であったと感じることができた。(規模は低いのだが...。)

そう、あと残された問題は、如何に“体得”という学習領域に達するかだ。これこそが非常に難しいのだ。

うん、昨日言いたかったことがまとまってきたような気がする。