最近話題のSI業界に関する所感とそれを踏まえ私が今一番いいたいこと

なぜ私がまたこうしてはてなを利用してエントリーを書こうとしているか。その真意は最後に記すとして、ひとまずid:higayasuo氏のこのエントリーを見てほしい。

・SI業界からはさっさと抜けだしたほうがいい
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20110111/1294718077

この事については、すでに他所でも散々述べられているが私の考えを少し述べておこう。

諸処細かい意見の違いはあるが、大筋で私もid:higayasuo氏の論旨に賛成である。

もう言われるがままにコードを書くような時代ではなく、顧客にユーザにそして社会に価値をもたらすサービスを自らが考え、そして素早くコードに落とし込み、世に提供していく。今後2010年代というのはそういった流れをより一層加速していくべきと私も考えるし、そんな私の考えを超えて、世の中はそういう方向に自動的に向かって行くであろう。

少し話を変えて、今変わりゆこうとしているビジネスの流れを見て行きたい。

もしドラをきっかけにブームを呼び起こしているドラッカーの「マネジメント」
・クリエイティブな仕事において金銭的報酬は逆効果をもたらす事を示した「モチベーション 3.0」
・設計すべきは製品ではなくユーザが辿る体験である「ユーザエクスペリエンス」

これらを見つめて分かることは、これからのサービスや企業のあり方というのが、より「人の心」に重点を移動しつつあるということだ。
SIというビジネスを続けて行くために一番重要なのは「問題を起こさず」「無難にこなす」ことだ。そこには「人の心」に応えられるだけのビジネス的構造を持ち合わせていない。

システムを構築するノウハウを持ち合わせていない顧客に対して技術を提供していきたい、という考え方自体は決して間違っていない。しかし今の今の形でのSIやもしくはSESによる契約では、ビジネスの流れからどんどんと遅れを取るだろう。そこに対して我々も黙ってはいない。いま私が所属する「永和システムマネジメント」では通称「アジャイル契約」という形でその問題に真っ正面から立ち向かっている。

・新しい契約形態での受託開発サービス
http://www.esm.co.jp/trial/new-agile-contracts-service.html

もちろんこのやり方が正解とは限らない。しかし、手をこまねいているだけでは新しい未来はやってこないのだ。たとえ暗中模索と言われようとも、明るい未来にむけ現状を打破して行くという考えのもと行動を起こして行くことが重要になるのだ。


さて、いろいろと語ったが最後に一言、このエントリーで一番主張したかった結論を述べておこう。


.
.
.











MacBook Air 11インチ欲しい!*1